サラリーマンで副業からの着実な起業をする戦略

私は簡単に始められるが時間の切り売りで終わってしまいがちな「副業」を超えて年間数千万円の売上を安定・着実に目指せる「スモールビジネス」を推奨しています。

「少し稼ぎたい」というマインドでは実際にはほぼ稼げないのです。それよりも効率よく大きく稼ぐために戦略的な思考を持ち努力することで結果的に「楽に儲かる状態」を手に入れることが出来ます。

そこで今回はサラリーマンが副業から始めて着実に大きく稼ぐための戦略の考え方を解説します。

何故副業をするべきなのか

単純に儲かる

サラリーマン時代を思い出すと上司の顔色を伺い評価に一喜一憂しながら出世を目指していたのですが、よい評価を取ってもそれほど収入が増えるわけではありません。競争心は刺激されますが目の前に安い人参をぶら下げられて走らされる馬の気持ちになります。

副業は違います。小さな事業の結果は失敗も成功も自分に直接戻ってきます。成功すれば年間数千万も得ることが可能なのが副業です。通常の企業勤務では経営陣まで60代まで頑張って出世しても3,000~5,000万円が年収ではないでしょうか。

途方も無い時間を使ってこの収入ならば副業で直接市場から稼いだ方が給料上昇よりもはるかに効率的なのです。

副業ではなく本業を頑張れ、という意見も理解しますがバランスよく取り組めば副業は実は本業へもプラスの影響をもたらします。

また私は企業経営者としては言いづらいですが、経営は基本的に会社が有利です。会社は社員の成長を促しますがそれは会社のためです。これを利用すればよいのです。

会社はあなたの研修・教育にかなりのコストを投資し、回収しようとします。ただここで得られた能力はあなたのものです。会社が投下したコストを使って身につけた専門性を自分で金に変えれば昇給の何倍も儲かります。

例えばWEBマーケターが副業でアフィリエイターをしたりするのはよい例ですよね。

ビジネスの学びになる

普通のサラリーマンをしていると顧客のニーズを考え商品を企画して販売して金を得るという商売の基本をサイクルとして経験出来ることは稀ではないでしょうか。現代の企業では分業が進んでおり、企画職と販売職は違い、また予算を管理する人も別です。

これを全て一人で出来、サラリーマンとして上司からよい評価をもらうために努力するサラリーマン思考から、市場で儲けるためのビジネス思考を身につけることが出来るのが副業のメリットの1つです。

副業で得られたビジネス思考を本業の仕事にも活かすことで仕事が出来る、を超えて儲かる仕組みを作り出せるという現代もっとも競争力のあるビジネスマンになることが出来るのです。

起業への最も着実な道のりである

一念発起し、起業、商品を頑張って作ったがさっぱり売れない。

これは起業でよく聞くホラーストーリーですが、本当によく見ます。ほとんどこのような結論になるのではないか、というくらい新商品は売れません。試しにベンチャー系の媒体で3年ほど前のサービスリリースのニュースを見てみましょう。https://jp.techcrunch.com/

上場や売却に至るどころか、ほとんど残っていないのです。優秀だと言われている人がリスクを取って起業し、媒体に取り上げられてもほとんど残らない厳しい世界が現実です。こんな成功率で一か八かで起業すべきではないと思います。

安全に副業から始め、試行錯誤を繰り返しながら軌道に乗ってきたら法人化・専念というのが最もよいルートなのです。

成功するための副業・スモールビジネスの戦略

さて、安易な発想で皆と同じことをしても全く儲からず、一方で独自性のある取り組みをすると高い確率で失敗するのが副業・スモールビジネスの世界です。そこには闇雲に取り組むのではなく頭を使って戦略を立てる必要があります。

戦略を立てることは後で楽するためです。誰でも考えるようなことをしていると後で差別化のための戦略が「値引きと時間を使う」しかなくなって本当に苦労します。

副業・スモールビジネスのための戦略は4つのピースから組み立てられます。

・市場

・顧客

・製品

・販売

という4つの戦略が必要です。

4つも必要なのか!と思われるかもしれませんが後で苦労しないためです、最初に戦略を立てましょう。

対象市場を選ぶ

市場・・・?豊洲市場みたいな・・・?そう市場、マーケットです。

ビジネスは実は市場が全てです。

例えば有料note販売している人がいますね?

あれはWEB上の有料コンテンツ販売市場に参入している、ということです。

ライターとして記事制作を受託するならWEBコンテンツライティング市場への参入となります。

ビジネスの成否は実はほとんどが市場の選定で決まります。

例えばアフィリエイト市場を見てみましょう。

アフィリエイト市場、昨年度12%増の2615億円 民間調べ | ICT ニュース ...

約4,500億円ほどの規模があり、大きく成長しつづけていますね。

解釈としては「アフィリエイターへは手数料の30%程を引かれた3,000億円程度が入っており、そこの3,000億円を何十万人、何百万人という人らが奪い合っている」という状況であることがわかります。

基本的には「成長しており、市場規模が大きい」市場を選びましょう。衰退していたり、成熟(成長が止まっている)市場へは入ったとしても失敗する確率が相当高いです。衰退しているということは既にその市場で年々も努力している人らも売上が下がっているという意味なのです。新規参入者に残されたチャンスは多くありません。

まず参入する市場が成長しているか否かは確認しましょう。

ちなみにWEB上で有料コンテンツを販売する市場は大きく成長するはずです。

逆にフォトグラファーみたいな市場は厳しいでしょうね。変化する理由がありません。

成長している・変化する理由を説明出来る市場を選びましょう。

「副業」と言われてなんとなく思いつくものをやっても成功しません。

顧客

対象市場を決めたら顧客のアンメットニーズ(満たされていないニーズ)・ペイン(苦痛)がなにかを知りましょう。これを満たすことが出来るとビジネスは成功します。

例えばあなたが転職を今まで経験してWEB上に十分よい情報がないことを知ったとします。これがアンメットニーズです。

WEB上で手軽に信頼できる転職情報を知りたいのにない。これを満たせばよいわけですね。これをうまく満たして大きな売上を上げるに至ったのがmotoさんです。

なんとなくビジネスを考えてはだめです。

アンメットニーズはなにか、何故自分ならうまく満たす事ができるのか。

motoさんは

・自身が多くの転職をしてきた

・キャリアを大幅にあげており共感を生む

・WEBのノウハウがある

という特徴があるため

アンメットニーズ(手軽に信頼できる情報がWEBで入手出来ない)を自身の経験を使って上手く解決しているため大きく売上を伸ばすことが出来ました。

製品

さて、いよいよ市場も定まり解決したい悩みも決めることが出来ましたか?

次は製品・サービスでその悩みを解決しましょう。

有料noteの場合は有料note自体が立派な製品です。

それが「誰の何の悩み解決に役に立つのか、価格はいくらが妥当なのか」を考えましょう。

ライターとして事業を開始するのであれば自分のライティング受託がサービスです。

「世の中にほどよい価格で金融系の記事を書けるライターが少なすぎる」と感じたならそれに対して金融系専門知識を持って一本1万円で書いてくれるライティングであればサービスです。

ここまでで副業・スモールサービスの成否はかなり決まってきました。

気づいたかも知れませんが副業と言えばこれ!スマホで簡単に!なんてものをやっても絶対に成功しないですよ。簡単に出来れば誰しもが取り組むはずで多くの人が取り組むと価格競争が発生し市場が爆発的に伸びていない場合は誰も儲からなくなります。当たり前ですよね。

♪スマホで誰でも勉強せず簡単にスキマ時間で♪儲かる訳ありません。こういった甘い罠にハマるのはやめましょう。そんな方法があったら私が全力でやっています。

クラウドワークスで登録してデータ入力なども同じです。結果は時給200円くらいになりますよ。誰でも出来ることは儲からないのです。学びながら、あなたしか出来ないことを構築していくことが参入障壁の構築です。この障壁がない場合は全く儲かりません。

販売

さて、製品が出来たら売らなければなりません。

よい製品も知ってもらわないと意味がないのです。

BtoCでもBtoBでもスモールビジネスがやれることは限られていますね。

・SEO

・SNS

・テレアポ

・メール

・はがき送付

BtoBならばテレアポやメール、はがき送付がオプションとして増えます。

はがき!と思うかもしませんが意外と上級職種に読まれますよ。

BtoCならばSEOとSNSでしょう。

特にSEOはどのようなビジネスをするにも学んだほうがよく、「クレジットカード おすすめ」みたいな激戦ワードで上位表示はもはや夢ですが例えば「金融 ライター」のようなキーワードなら狙っている人が少ないので簡単に取れます。

このように自分だけに重要なキーワードを見つけることが出来れば上位表示はそれほど難しくありません。SEOは学んでおきましょう。

またSNSも重要です。特にtwitterとyoutubeが今ホットです。

SEOは長い時間がかかります。よいコンテンツでも上位表示されるまではやはり2-3ヶ月はかかってしまうものなのです。

多くの人が興味を持つコンテンツであれば短期間で一気に書け上がれるのがSNSなのです。

基本はSNSとSEOで対象者の目に製品が触れる機会を作りその内の数%が買ってくれるという流れを構築します。

ちなみに副業として法人向けに売るというイメージが付きづらいかも知れませんがこちらの方がおすすめです。個人向けビジネスは多くの人が思いつくので競合が多いです。逆に自分しか知らない法人のニーズ(例えば勤務先の業界が特殊など)に対して小さなサービスを売ったほうが安定性も高いし単価もはるかに高いのです。

個人から大きな金を得る方法なんて限られています。

ほぼ人材、不動産、保険です。

個人の貯金から取るというより、不動産・保険も多額の借金を組んでもらい将来に渡って払い続けてもらうタイプのビジネスばかりなのです。

思いつきやすいのはBtoCですが、BtoBにも大きなチャンスがあることを知っておきましょう!

副業から起業へ

最初は苦労すると思います。そもそも戦略を作るだけで慣れていないと結構たいへんだと思います。ただ努力する意味は十分あります。

製品が軌道に乗れば月5万円なんて額ではなく年間数千万円を目指せるのがスモールビジネスなのです。

「軌道に乗ってきた、後はやればやるだけ伸びる」そんなポイントが来ると思います。

そこがサラリーマンをやめて起業するときかと思いますが月50万円くらいの売上は最低欲しいところですね。そこまでは副業として頑張ることをおすすめします。

会社にばれない?税金は大丈夫?

これ心配な人も多いですよね。

実際は全然問題なくて副業の業績を気にした方がよいです。

一番おすすめな手段は自分が役員でない法人を作って株を持っておくことです。家族など信頼出来る人がよいですね。登記簿では役員や登記住所はわかりますが株主まではわからないのですよね。本当に痕跡を消したければ株も家族に持ってもらってもよいですが最悪のケース法人に蓄財した財産を全て持ってかれても文句言えません。

会社は株主のものなのです。

そしてその法人の経費を自由に使いましょう。

一定のルールはありますが家賃や交際費の多くを費用として計上し税金前で使う事ができるのです。例えばすごい小さい例を挙げます。

売上1,200万円で粗利1,000万円ほど、販管費はほぼゼロの法人を持っていたとします。

簡単に表現すれば放っておけば1,000万円は儲かる法人ですね。

このまま税務署に行くと1,000万円分の利益に対して税金がかかり相当高いです。数百万は払います。もったいないですね。

ここで家賃月50万円をオフィス賃料としてこの法人の経費にしてしまいます。当然必要経費です、オフィスですから。

そうすると利益は600万円引いて400万円となります。税金はこの400万円に対してかかります。税金も払わなくてよくて家賃も50万円の場所に生活出来るのです。

売上1,200万円というとしょぼそうですが、家賃50万円ならかなり好きな場所に住めますね。これ実はすごい簡単です。交際費も自由に使えます。取引先との食事として計上すれば月30万円飲んでも経費です(一定のルールはあります、詳細は税理士に相談しましょう)。

そうすると30 x 12=360万円を引いて利益は40万円になりました。税金はほぼゼロになります。家賃50万円、月30万円飲んで税金ゼロです。

この方法だと法人に蓄財は出来ないですがかなり好きな生活は出来ます。

役員報酬も貰っていないので確定申告不要で会社からバレようもありません。羽振りがよいことを同僚などに自慢しなければ完璧です。絶対に同僚には言わないことです。嫉妬を食らうだけでいいことは何もありません。

サラリーマンのアドバイスなんて聞くな!

上司や同僚、また家族に相談してもほぼいいことはありません。

私の経験上は「本業に集中しろ」「1つのことにコツコツ真面目に取り組むべきだ」「会社に隠れて副業なんて」「起業なんて出来ない、私の知っている例では〇〇さんは何百万も借金を・・・」

うるせぇ、以外何者でもありません。

スモールビジネスオーナーになったことない人はこの生き方の旨味が全く理解できないのです。コツコツ仕事して年収1,500万円が上限、こんな人らばかりです。

本業に加えて家賃50万円、飲み30万円なんて全く想像出来ないでしょう。

スモールビジネスオーナーはスモールビジネスオーナー同士で交流するべきです。

まとめ:戦略を持つことで副業は大きくなる!

盲目的にクラウドワークスに登録したり、スマホで簡単に稼げるということをしてみたりしても絶対に儲かりません。ビジネスは戦いなので簡単に稼げるものがあればすぐに取られてしまうからです。

頭を使って戦略を作ることから逃げないようにしましょう!

逆に戦略さえ持って戦っていければ大きな金額を安全に稼げて起業へも繋がります。

是非戦略・実行ともに高いレベルで実現していきましょう!

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