この記事では様々な新規事業や投資に携わってきた筆者が2020年、「これは行ける!」と感じる0円でも始める事ができる起業アイデアを赤裸々にご紹介します。
何故そんな自分の飯の種のようなものを公開するかと言われれば、私にも時間に制限があり、「これは行ける!」と思ったものを全て出来るわけではないからです。また着想は同じでも競合になる確率はかなり低いものです。
また注意してほしいのは時期が変われば成功するビジネスも違います。「チャンスの窓」と呼ばれ、あるビジネスが成功するのはチャンスの窓が開いているときだけです。2020年中に取り組んでこそ意味のあるビジネスだと思って下さい。
それでは早速リストアップしましょう。
2020年、0円で始められるビジネス
法人向けノウハウサイト
筆者がこのサイトで取り組んでいる内容と似ている。筆者は戦略論の専門家です。だからこそスモールビジネスの解説が得意なのです。普段は法人向けに戦略の話をしていますが個人が行うスモールビジネスに当てはめればそれはそれで専門性を活かせます。
スモールビジネスという範囲を戦略的に語っている人があまりにも少なく、自分ならばもっと高品質なコンテンツを出せると考えこのサイトを始めました。
他にも法人向けにビジネスノウハウを解説したサイトなどやっているのですが競合があまりにも少なくて上がる上がる!すぐに1ページ目が取れます。
こちらで事例としてLiskulを紹介します。マーケティング系のノウハウを集めたサイトです。一番上の記事は「PR」とついていますね。広告です。
中身を見てみるとLINE WORKSの広告記事ですね。
法人向けのビジネスノウハウは書ける人が少ないので競合が「クレジットカード 比較」などの激戦ワードと比較して圧倒的に少ない。自分が業務で関わっていれば簡単に上がってしまうのです。
そして「リモートワークに対応しなければならない!」と考えている担当者が閲覧してればそこに様々なツール等の広告を貼ってビジネスになるわけですね。自分の業務系のノウハウを公開していきましょう。かなり簡単に検索は取れます。
その後は営業です。例えば「リモートワークの必須ツール9選!」のような記事で上位を取れればメール営業でも電話営業でも簡単にアポが取れます。そして「弊社のサイトから問い合わせが来たら1件1万円で売りますよ」と営業するだけ。簡単ですね。
媒体掲載だけでなくイベントも売れます。こちらはテッククランチ(ベンチャー向けの情報媒体)のイベント参加費です。一般チケットは45,000円!高い!
上の45,000円は企業が負担している気がしますが、法人向けの勉強会は研修費からでます。個人から金を取ることに比べてはるかに高い額を期待出来るのが法人向けビジネスの良いところです。
このように媒体で存在感を出すことができれば媒体掲載広告だけでなくイベントを開催しイベントで儲けることも可能です。金を持っている層(企業から研修費の出る社員)を集客できればなんでも出来るのです。
現在SaaSサービスの拡大に伴い多くのツールが乱立しています。同時に広告費も伸びてきました。その広告費を頂きに行きましょう。
アフィリエイトとしてオープンになっている案件はほぼないです。自分の業務で得られた知見を書き溜めて相性の良さそうな案件を営業で取りに行く必要があります。
フリーランスコンサルの徒党
最近はフリーランスコンサルが急激に増加しました。
元々コンサルはコンサルティング会社に所属しており企業側もコンサル会社に発注していたのですが、優れたコンサルタントがいれば独立してしまったほうがコンサル会社に所属しているより5倍くらい稼げるのです!
独立する人が相次ぎました。
現在は優れたフリーランスというだけでそれなりに競争出来ますがフリーランスが増加するとフリーランス同士での争いが激化します。そこで求められるのがフリーランスの徒党です。
フリーランスの欠点は
・キャパシティが限られている(発注が増えると一人なのですぐに対応できなくなる)
・専門性が偏っており一括で全て発注出来ない
・いつまで続けてくれるか分からない(1年世界一周をしてしまうかもしれない)
・成長が遅い
という点。
フリーランス向けの案件しか発注しか発注出来ません。大型の発注をもらうことは上の理由から難しいのです。
そこでフリーランスの徒党です。
フリーランス徒党は営業で協力し、案件を融通しあい、お互いのアウトプットの品質を担保し、知識を共有します。企業にとっては「ここに相談すれば大体安定して対応してくれる」と安心して発注出来る場所になります。
これをWEBコンサルの領域で実現しているのが株本社長率いるStockSunです。たった3年で社長の年収は1億円以上。
着実に成長を遂げ、素晴らしいネットワークとなっています。最近ではイベントを積極開催したり、バーを開店するなどスピーディーに施策を打ち出しています。これはWEBのみならず、戦略・人事・ITなど様々な領域で同様のビジネスが出てくることでしょう。小さく始めて大きくなれる、まさに旬のスモールビジネスです。
SNS芸人
何度か紹介していますが最高の事例は年間10億円以上稼いでいるメンタリストDaigo。
月額550円で13万人登録、圧倒的です・・・。
他にも落合陽一氏。Newspicksや書籍で知名度を拡大させオンラインサロンや有料noteに誘導しています。
SNSで知名度を拡大させ、ファンを有料サービスに案内。これは鉄板ですね。
落合氏の年収は公開されていませんが有料note、サロン等だけで軽く年収5,000万円は超えているだろうと思います。
重要なのは尖ること。一定程度の批判は仕方ないです。
上の二人は知名度もありすぎますが、TVなんて出演せずともtwitterのフォロワー数1万人程度あれば月10万円程度全く問題なく稼げます。
SNSでコンセプトを立ててファンを獲得できればその後は有料コンテンツへ誘導。簡単ですね。これからも増え続けると思います。
ちなみにコツの1つですが、テキストより音声や動画の方が高値で売れます。
コンセプトの作り方はこちらを参照してください。
ビジネス系イベント・インフルエンサー
イベントというとパーティー屋のように思われそうですが違います、ビジネス系のイベントのほうが全然儲かるのです。ビジネス系のイベントとは展示会や転職・就職イベントのこと。
例えばこちら株式会社ライトマップという会社の就職イベント。
就職イベントの基本は出展料です。学生を採用したい企業から登壇料や出展料で50万円いただく。
原価としてかかるのは会場費、学生を集めるための広告費、当日の運営費が主です。
大規模にやると売上2,000万円、原価1,000万円のようなイベントになりますが、小規模で個人のネットワーク内でやるなら売上200万円、原価50万円のようなイベントは十分に可能です。勿論転職向けでも同じ。
就職・転職以外にも沢山のイベントがあります。この記事を書いている現在は2020年で新型コロナウイルス騒動の中にありオンラインイベントがあります。
例えば知り合いが多い人なら「経理の業務改善」のように小規模なイベントを企画し、経理向けにPRしたい経理専門の転職エージェントや経理業務の効率化ツールなどを提供している会社に登壇しませんか?5万円で15分セッションです!と営業します。4社獲得すれば20万円。オンラインイベントなら原価はほぼゼロ円で丸儲けです。
おすすめは1つのセグメントに絞ること。例えば経理向けの業務改善アンバサダーのように自らをブランディングすることで常に集客が出来る状態になります。
例えば株式会社才流の栗原さん、BtoBの営業・マーケティングに絞った情報発信でオンラインイベントを企画すればすぐに600人が集客出来るという状況になっています。このように考えるとイベントを成立させるキモは集客なのでSNS上で特定ビジネス領域に絞ってインフルエンサーとなることは着実にスモールビジネスを成功させる手段でしょう。
営業代行
最近はfreeeやSmartHRのように小規模事業者でも利用出来るツールで一気にスケールするプレイヤーが増えました。ただベンチャーはリソースが限られていて全方位で同時アプローチするのは難しいのです。そこで営業代行契約は如何でしょうか。光通信や大塚商会のように中小企業にテレアポ・訪問でツールを売りまくるのです。
光通信や大塚商会はたしかに強いですが、大企業ですので正式に代理店として商品を扱うまでに時間がかかり全ての有望ツールを発掘出来ているとは言い難い状況です。これはチャンス。
製品を自社で作るのは大変ですが営業なら電話やメールだけで可能です。
例えば年間100万円のツールなら営業代行費用として20%程度にあたる20万円は1成約でもらえます。電話して、今ならTV電話で営業。本業の時間にもよりますが、時間にある程度自由の効く人に営業代行はおすすめです。必要なのは気合だけ。
地道なビジネスに見えると思いますが相当可能性があるビジネスです。
クラウドツール導入SI
システムを導入・開発する業態をシステムインテグレーター、通称SIer(エスアイヤーと読む)と言います。
大量に専門のエンジニアを抱え、高度な技術を持ち・・・と大変そうですがこの市場に大きな変化があります。クラウドプラットフォームです。
こちらで紹介する株式会社トップゲートはGCP(Google Cloud Platform)を少しカスタマイズして導入する企業です。クラウドツールと言ってもカスタマイズなしより、少しカスタマイズしたい会社の方が多いのです。
また新しいツールを導入するにはカスタマイズの技術以外にも、「どのようにすれば導入が成功するのか」というビジネスのノウハウが必要です。これを全て自前で学ぶのは効率的ではありません。これを代行しましょう。
GCP上でのプログラミングは従来とはやや異なる技術が必要ですが簡単です。
現在会社全体がクラウドプラットフォームにインフラを移行しています。このビッグウェーブに乗りましょう。
Googleと戦うのではなく巨人の肩に乗る、勝ち馬であるGoogleに乗るのです。
2020年に注目した変化
起業は基本的に世の中が変化しており、新しいニーズは発生しているのにソリューションがない、そんな領域を狙います。
タイムリーな起業のアイデアを出せるというのは世の中の変化に敏感であることが重要です。
私が今回注目した2020年に進んでいる変化は以下のものです。これらは何故それが起きているのか、を説明出来ないと短期的なブームなのか、今後も続いていくことか区別出来ないので2020年以降も続きそうかに注意しましょう。
・副業解禁に加えて新型コロナウイルス流行による社会不安・希望の発見による副業、スモールビジネスへのニーズ増加
・DXという流行語が生み出した企業のITインフラ全体の刷新大流行
・高速通信・高性能スマホの普及によって作られたyoutubeの流行、成功youtuberの誕生、メディアの主役が動画へ
・BtoCの起業ネタに枯渇したベンチャーが一気に法人向けビジネスに参入、マーケティング・広告戦争の加熱
・youtubeやnoteなどが課金プラットフォーム化、個人のインフルエンサーが稼げるインフラが整備され金持ちマイクロインフルエンサーが大量発生、それに憧れる人も大量発生
0円起業で成功するためのアイデア見極め方
さて上にいくつか事例を紹介しました。どうすれば0円起業で成功するか、否かが分かるのでしょうか?
その鉄則を解説します。
変化を狙え!
大きなビジネスでも小さなビジネスでもこれは鉄則。クラウド化が進んでいる、フリーランスコンサルが増えている、中小企業向けのツールが増えている、ビジネスツールを検索してから選ぶようになっている・・・世の中には様々な変化が起きています。
変化はチャンスです。変化がない市場においては既にそこにいる大手が強く対抗も出来ません。ただ企業はそれほど早くは変われません。そこでその隙間を狙うのが個人なのです。
しょぼい市場を狙え!
本気でやっても売上100億円はいかなさおうなビジネスを選びましょう!例えば大阪・東大阪の中小企業に特化した月3万円のツール営業代理で売上100億円は難しいでしょう。
大企業は新規事業の基準として大きな売上を作りそうか否かが必ずあるのでこのような市場は捨てるのです。そうすると競合はしょぼい個人しかいません!そのしょぼい個人の中でNo1になればいいのです。
変化しており・しょぼくて・知っている人が少ない高粗利市場を狙え!
まとめると見出しの通りです。変化しておりしょぼいのは必須条件。そして競合が参入しないためには注目度が低く、成功率を高めるには高粗利である必要があります。
例えば八百屋もスモールビジネスですが低粗利です。低粗利で在庫もあり失敗リスクがあり推奨出来ません。
そうではなく売上5万円、利益4万円のようなビジネスを目指すべきです。
コンテンツ販売はコンテンツを作成する自分の時間や動画編集で編集者に払うコスト以外かからないのでかなり原価は低いですね。
0円起業で余裕で売上1億目指せる
「起業したいが金がない」この相談を何度も受けました!回答は「必要ない!」です。
ソフトウェアやハードウェアを作るならば確かに必要ですが上のような方法で起業するなら初期投資など全く費用ありません!
金がないことではなくアイデアの問題なのです。
成功するための鉄則を守り、成功するアイデアで事業を始めていきましょう!
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